2024年8月10日 (土)18時~20時
射手園達一
Email: jinseiippukukai@gmail.com
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射手園達一
人生一服会主宰
人生一服会主宰
●長生きするようになるにつれ配偶者が亡くなり独りで生活する高齢者がふえました。亡くならないまでも高齢離婚で配偶者と別れ一人暮らし、と言う例も多く見られます。
●アメリカでの高齢者の独り暮らしの最大理由は【本人の意思】だそうです。60歳以上の高齢者の27%が独り暮らしを希望するとのことで、世界130国の平均16%を遥かにに超えております。
●在米日本人高齢者の場合、離婚や配偶者死亡により一人暮らしという人、アメリカ人である子供や子供夫婦に遠慮して一人暮らしというケースが多いようです。また、離婚しても家族がアメリカに存在しないケースも多く、それが一人暮らしを余儀なくさせた理由のようです。
●高齢者の一人暮らしに関しては、独立心の実践で、自分のライフスタイルに合わせた生活が出来るメリットもありますが、反面、以前と異なり社会から隔離された感、寂しさを伴うデメリットもあります。
●独り暮らしの問題点は
- 社会との隔離や寂しさが非常に危険(精神的にも肉体的にも。高齢者を狙ったテック詐欺、経済詐欺、ロマンス詐欺が横行、昨年加州で発生した詐欺事件の被害で発生した大人用詐欺はは3.4ビリオン、内高齢者が被って被害は20%($643ミリオン)とみられています。寂しさを狙った詐欺です。
- 病気になったり大けがをした時、助けてくれる人がいない
- 毎日の話し相手がいない
- 何事をするにも自分が積極的に行動しなければいけない
- 食事や身の回りの事が出来なくなる
- 生活費を分担する人がいないので生活が高くなる
- 年金・貯金等限られた資金での生活がいつ迄続けられるか不安
- 目が悪くなり運転ができない為外に出る機会が大幅に減少
- 最近の技術進歩に対するアクセスが難しくなった
- 持ち家があってもその手入れが大変で、修理するお金もない
- 家の一部を貸したら頭痛の種が増えただけ、早く売って小さなアパートに移りたい
- 耳が遠くなって不安、目が見えなくなって不安
- 死んだら後片付けはどうなるのか、それが不安
- 認知症に成ったらどはうしようかと不安
- 老老介護がきつい
- 高齢化に伴い自殺する人の数が増加(寂しさ+社会からの隔離+将来への不安)
●日本ではそいう高齢者相手にすべてを取り仕切ってくれる会社ができたそうですが、現在アメリカにはそう言う会社はありません。全て自分自身がアレンジしなければならないのが現状です。
●今回は独り暮らしの高齢者問題の不便さ、不安とそれに対する対策・対応・サポートについて話合いたいと思います。