射手園達一
Email: jinseiippukukai@gmail.com
人生一服会主宰
●高齢者の独り暮らしが増え続けております。 離別・死別による独り暮らし、寂しさに襲われます。加齢に伴い精神的・肉謡的不安、経済的不安がそれに輪を加えます。そういった高齢者の救い主、其れがペットに成ります。
●寂しさを忘れさせ、生きがいを与えてくれ、育てる楽しみを与えてくれます。感情の安定化をもたらし、血圧の安定化に役立ち、認知症発症率を低下させる、と言うことになればペット様様です。
●然し必ずしも良いことばかりではありません。飼育する前に必要な注射代・避妊料・登録料、餌代・ドッグ散歩代と言った日常経費、ペットの怪我・病気に対する治療代、ペット放置による問題、そして最悪は、ペット死亡による精神的打撃です。その逆にオーナーが死亡した場合の対策を事前に用意しておかないと、問題が生じる事に成ります。
●このほか、加州の法律はペット飼育に関して色々な規則をもうけております。
- ペットの入手はペットショップ経由ではなくアニマルシェルターから
- 犬は狂犬病予防注射済みであること
- すべての犬は登録済みであること
- アニマルシェルターでは新たな飼い主に渡す前に猫に避妊手術を施し、その証明書を渡す事
- その証明書画があれば猫の登録料は半分になる
- ペットを野放しした場合動物虐待罪で処罰される(勝手に破棄できない)
- ペットを戦わせることは動物虐待罪で処罰される
- ペットは離婚裁判では財産、若しくは子供と同じレベルで取り扱われる
- 猫に関しては加州は其の飼育数に関しては特別な制限をもうけていないが、County やCity ではそれぞれ制限されている (City of Los Angeles の場合3匹まで)
- 犬はリーシュローでリーシュを付ける事が要求されており、その長さは6フィート未満と制限されている。
※ペットを飼う方は、こういった責任を理解した上で飼育されることをお勧めします。
●ペット禁止住宅への入居。 ペット禁止を掲げる貸家がありますが、正式にEmotional Support Animal 手続きした書類を用意しておけば、大屋さんはペット入居を拒否できません。職場でもESA手続きした書類があれば会社は従業員がペットずれで勤務する事を認めざるをえません。但しESAはService Animal(特定目的の為にトレーニングされた動物)とは異なるため、出入りできる場所に制約があります。
●アメリカでは全世帯の67%が一匹以上のペットを飼っております。(2020年統計) 傾向として犬が最も多く、猫がそれに次いでおります。特徴として暖かい地域では犬が、寒い地域では猫が多く、また、ペットにかかる費用は犬の方が高くなるそうです。
●加州に限れば、全世帯の22.9%が猫を飼育、方や40%近くは犬を飼育しております。
●年齢別飼育者グループによれば、55-74歳のいわゆるベイビーブーマーのペット所有率は54%と40-54歳グループに次いで2番目に多いとのことです。
●今回は高齢者とペットをめぐる体験談を共有したいと思います。