スピーカー:射手園達一
1976年に渡米、雑貨ギフト、スポーツ用品、ハードウエアー、健康医療関連、美容関連等、数多くの卸しビジネスを展開。特に健康関連では全米展開し大成功。その後、全米規模のビジネスが乗っ取りにあい、すべてを失い車中生活を経験。その苦い経験をもとに、これから起業する人が自分と同じ経験をしないよう、起業家を育てる事を目標に1997年12月、ロサンゼルスにて【一旗会(ひとはたかい)】を発足。一旗会とは、日本人経営者・起業家とその予備軍を支援するボランティア団体。一旗会の活動はロサンゼルスにとどまらず、ニューヨーク、シカゴ、ハワイ、東京、大阪、九州に活動拠点を持ち、登録会員数は1200人に上る。一旗会の支援のもと実際に起業した経営者も多く(100名以上)、現在78歳、現役事業経営者。
●独り暮らしの高齢者相手の詐欺が横行しております。相談する相手、犯罪予防の壁になる家族がいないことが犯罪阻止を難しくしてしまうようです。
●日本では【オレオレ詐欺】が多発、多額の金額が高齢者から奪われました。その手口はドンドン巧妙になり、いわゆる劇場型と呼ばれるほど巧妙になっております。
●ここアメリカでも事情は似ており、高齢者、とりわけ独り暮らしの高齢者相手に各種の詐欺が横行、FBIの調べでは$886ミリオン(2020)もの犠牲が発生しております。
●詐欺の形態としては
✅Romance Scams:結婚や愛情を利用して金をだまし取るロマンス型詐欺
✅Tech support fraud:コンピュータに関しマルウエアーで脅し、それを修理するからという名目で相手のソーシャルセキュリテー番号、氏名他個人情報を得、其の個人情報を使って次の犯罪に繋げていく詐欺
✅Grandparent scams:孫等をかたった詐欺
✅Government impersonation schemes:政府からと言って騙す詐欺
✅Fake prize scams:おめでとうございます、貴方は$○○○当たりましたと偽る詐欺
✅Caregiver finance elder fraud:介護に関する詐欺
✅Investment scams:高齢者の懐を狙い利殖に興味を示す高齢者相手の詐欺
✅Home repair fraud:家屋修理に関する詐欺
●こういう詐欺により、高齢者は老後に取っておいた貴重な資金をだまし取られ、悲惨な老後を送らざるをえなくなります。
●では、一体どうやってそのような詐欺の犠牲者になるのを防いだらよいのでしょうか。どうやって詐欺か否かを見極めたら良いのでしょうか。詐欺だと気づいたらどうしたら良いのでしょうか。騙されたお金を取り戻す事は出来るのでしょうか。
●今回は実際に詐欺を体験された体験者からお話をお伺いすると同時に、自分達がそのような立場にたったらすべきことは何か、其のあたりについて皆で話し合いたいと思います。