求めるだけではなく与えるものを持つ、それが経営者として飛躍する力です。 海外に住んでいると、日本・日本に住んでいる方にどうしても伝えたいものをお持ちでしょうか?と良くきかれます。先日もそのような質問をうけ、個々の人々が自分の人生、相手の人生を大切に扱い、国は国民を大切に扱う、そのような国、それが故世界中から人の訪れる国、それが日本であって欲しい、とお答えしておきました。然し本当はもう一つつ言いたいことがありました。 それは、世界に伝えたいものを持って欲しい、という事です。 アメリカは、キリスト教・民主主義・個人の尊厳・神の前には人は全て平等・効率化・合理主義と言った考え方を世界にひろめ、世界はその恩恵を受ける事ができました。 そのほかアメリカは車・コンピューターを初めとする機械化・工業化・コンピュ―タ化等もろもろの技術革新を世界にもたらし、世界は著しく生産性をたかめ、人々はより楽しく、より楽な生活を送れるようになりました。 お陰で世界の人々はより快適なライフスタイルを送れるようになったのです。 このようにアメリカは世界に伝えたいものを持ち、それを伝える事に成功、お陰で世界のリーダーとして君臨しております。 方や勤勉の国わが日本は、著しい技術発展・経済発展・世界浸透を果たしたにもかかわらず、未だ世界が認めるようは立場にはつけないようです。どうしてそうなれないのでしょうか。 何が欠けているのでしょうか。 世界に伝えたい何か、それを持っていないからです。 世界が待ち望む希望、世界の現実の改善、人々の日常に深く食い込んだ日常性ある画期的な生きかた、簡単明朗で世界が共有出きる文化、実のところ私達もそれを持っているのではないでしょうか。 世界に伝えたい何か、それを見つけ、世界に伝播。 それができた時、日本に対する世界の評価が決まってくるような気が致します。 世界のディベロッパー、そんな日本の姿を是非期待したいものです。 ビジネス社会でも同じ事がいえます。 そして経営者に対しても同じ事がいえます。 個々の数字がどれほど偉大であっても、皆の尊敬・リーダーシップを勝ち取ることはできません。 世界に伝えたい何か、それなしでは、力強い前進・大きな飛躍を実現する事はでき無いと思います。 貴方の存在・ビジネスの存在が地域社会に希望をもたらし、生活レベル改善をもたらし、快適さを実現、そのような具体的存在であれば、世界というヒノキ舞台に進出する事も可能なのです。然し、物品の販売・サービスの販売、そのような意識だけが働いているうちは、そのようなことは不可能のような気がいたします。自分のビジネスが伝えたい思想、生きかた、それをはっきりともち、その思想を具現化する商品、サービスを持ち世界に進出。すると、共鳴者、サポーターを無限に獲得する事が出きるのです。今貴方はそのような覇気を持ち、ビジネスに取り組んでいらっしゃるでしょうか。 そんな事言ったって非現実的、そう思われますか。それとも、自分は現実に追われていて、そんなことなどとてもとても、そう感じておられますか。もしそういう事ならば、答えは一つ。そのような考え方を今日限りキッパリ捨ててください。 $$でコミュニケーション・ビジネス展開を考えれば答えは$$$での答えしか帰ってきません。無限のお金儲けで無い限り、常に自分の行動に天井を設けた考え方になります。それだけ稼いで得る事の出きる喜びは、お金に対する喜びだけになってしまいます。自分だけの達成感に終ってしまいます。世の中にはそれ以上の喜びがあるという事を知らずに終ってしまうのです。 そんな理想論を言ったって!それが無いから人生が前進せず、ビジネス展開に支障がおきるのです。今一つ馬力が出ないのです。自分の人生・ビジネスを楽しむ事ができないのです。夢を描けないのです。お客が増えないのです。サポーターが増えないのです。チャレンジ心が湧いてこないのです。そう言う事になるのです。 物は考え様、と言う言葉があります。同じ行動でも、見方考え方一つで行動する本人の気迫がかわってきます。 例えば、どこかの団体に収入の1%を寄付する場合、自分は収入が少ないからとても無理と考える方が多いようです。然し現実に起きることは、その1%を捻出する為無駄金をつかわなくなり、反ってお金がたまるようにになります。家で飲めるにも関わらず外での時間潰しのコーヒー一杯、ドーナツ1個、小さなお金はすぐでていってしまうものです。そんな細かいことなど、と言っているうちに大きなお金になってしまうのです。 商品一つの販売でも、それを売上と考え行動するか、それともそれで何を達成できるかを思い浮かべながらでは喜びの程度が大きくかわっていきます。例えば私の弁当配達ビジネスでは、おにぎり一つだけのため片道45分運転する事があります。お客にお届けした時の気分は、喜んでもらったの満足感で心がみたされております。私達が頑張れば一人ビジネスのお客さんが食事のため店を空けずに済む、それだけビジネスに頑張っていただける、それが私達の満足感になっております。そんな事でビジネスになっているのですか?お蔭様でもう6年半になりました。勿論ビジネスとしてなりたっております。 思想は行動で具体化されて初めて理解されるものです。そして強化されていくのです。世界に伝えたい何かを持ち、それを行動で示していく、人の生きざま・ビジネスの原点はそのあたりにある、それが私の考えです。 |