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マイナスをプラスに変える力、貴方はそれをお持ちですか?

プラス思考のビジネス


ピンチになった時、貴方はどう反応いたしますか。 

それが経営者として自分の真の姿を知る最高のチャンスになります。

人生もビジネス経営もアップとダウンの繰り返しです。上手くいっているとき将来への行動を起こし、上手く行かない時そのマイナスをプラスに変える力、それが要求されます。然し多くの方は、うまく行っているときただそれを喜んだり、中には傲慢になり、せっかくの成長を自らの手で摘み取ってしまうようです。お互い気をつけたいものです。然しもっとも私達に一般的な事は、上手く行かなかったり失敗するとパニックに陥り、そこで全てが止まったり、諦め、結局チャンスを掴みそこないビジネスから撤退の憂き目に遭うという事です。そうならない為にはマイナスをプラスに変える力、それが必要ですが、貴方はそれをお持ちでしょうか。

上手く行かないビジネス、忙しいだけで儲からないビジネス、借金だらけのビジネス、そのようなビジネスの経営者に対して、決して諦めては駄目、と励ましたところで余り役にたつ事はありません。彼にとっては、そのような言葉より何がしかのローン、何がしかの収入、何がしかの成長、何がしかの希望の方が確実に事態の解決を可能にする事が出きるのです。その時に重要な力、それがマイナスをプラスに変える力ということになります。他人が与えることのできぬ本人が持っていなければならない力と言う事になります。

それでは,マイナスをプラスに切り替えるには一体どうすればよいのでしょうか。それはどのような力なのでしょうか。

例えば売れると思って仕入れた商品が予想していた市場で売れず在庫を抱えてしまった場合、大手顧客が倒産してしまった為多額の金額が回収不能になった場合、自分の商品が陳腐化するような新製品が登場した為売上が完全ストップした場合、競争会社が類似商品を発表、然も低価格でのプロモーションを開始した場合、自分の代理店が競争他社に引きぬかれ一斉に販路を失った場合、これらが所謂マイナス状態です。殆どの場合期待もしていなかった状況でこれらが発生、経営者としては一瞬パニック状態になってしまうもので、実のところこれらはいずれも私が体験したことです。

まずこの様な事態に対する心構えをはっきりもってください。それは、何があっても結局は必ずどうにかなる、そういった楽観的考え方です。そして決して一発逆転ホーマーを狙った動きではなく、問題点を一つずつ明確にし、一つづつ解決していく姿勢をもってください。

具体的行動としては、何故起きたかといった理由解明よりも、その現象のお陰で何が起きるかを大至急はっきり把握する必要があります。つまり、手当てに何をすべきか、それに的を絞った行動を起こすという事です。行動計画は現状の進行を食い止める工夫と現状を回復する行動の2面からアプローチする事になります。

過剰在庫を抱えた場合資金繰りのストップします。大きな会社や資金ソースの豊富な会社であればすぐ借り入れで切り抜ける手もありますが、スモールビジネスにはそのようなものはありません。 ではどうするかと言う事になります。運転資金がなくなるわけですから、その資金が無くなる被害を少しでも減らす、詰まり資金の回収を1ドルでも増やす必要があります。特価での現金販促、商品小分けによる他のマーケットへの拡販、委託販売による販売チャンスの確保、クローズアウト業者への販売など等、色々実施しますが、ポイントは短期間に一つ一つ換金化する努力の実行になります。

誰かが倒産した場合、回収できるだけの商品を回収するほか、他の売りかけ金回収を早め現金をかき集めます。

商品が陳腐化したと判断したならば、すぐクローズアウト商品として捨て値でも換金し、損をへらします。

販路がなくなったら至急販路をつくります。

何故一部の人はそのようなマイナス状態でも決して諦める事無く、その現状を打破、プラスへの転換にうちこめるのでしょうか。それはその人が取り組んでいる仕事にたいして、それなりの愛着・夢・希望・執着心を持っているからに他なりません。もしビジネスに対してそれだけの思い入れがなければ、方法論だけではどうする事もできない事になります。

ある有名歌手が映画を製作しました。映画は彼が作ったという事で評判になり、大当たりしました。所が収支決済は大幅の赤字になりました。28億円の借金です。本人によれば、製作に金をかけすぎたとの事でした。然し彼はそのような境遇に負けること無く、早速自作自演の新曲を出し大当たり、その後短編小説を発表、これも大当たり、彼は借金を完済したばかりか、新たな分野での活躍場所を創り出したのです。彼のマイナスをプラスに変える力、それは彼が自分の好きな事に取り組んでいた、そして新しく好きな事を見つけたからに他なりません。 

子供時代から彼は音楽が好きで作曲もしておりました。ヒット曲にもめぐまれました。然し一つだけとても不便なことがありました。彼の場合作曲してから詩を作っていたのですが、曲にあわせようとするといつも詩のほうが字余りになったり、自分で表現したい言い方がそのまま使えずフラストレーションを抱いていたそうです。借金を抱えた時小説を書いてみました。すると自分が表現したい事を自分の言いたい言葉でスンナリ自由に表現できるのです。彼は大喜びしました。今までのフラストレーションが一発でふっとんでしまったのです。書くことが楽しくなりました。そして彼の小説は彼の想像通りの作品になり、出版後ベストセラーになり、お陰で彼は借金を返済する事ができました。 

マイナスをプラスに転換する力、それは意思力でも特殊な力でもなく、自分の取り組んでいるビジネスに対する真剣な取り組み姿勢であり、もし上手くいかないことが起きた場合チョット視点を変えてものを見る習慣を持つ事により可能になるのです。マイナスは常にプラスに変えられ,それを知った人のみが持つ事の出きる力になります。

マイナスもプラスも所詮は貴方の見方、考え方次第。そして、人が決してマイナス環境でも諦めないのはそのビジネスに対してそれなりの思い入れをもつから、それだけのことだと思います。
ビジネスへの打ちこみ、見方・考え方の視点をチョット変える工夫。それさえ持てれば貴方のマイナスは必ずプラスに転換できる、事実はたったそれだけの事のようです。

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