気持ちが沈んでおりますか。

それでは、ウキウキするまでおまちください。どうやって？　それが今回のテーマです。 物事が上手く行かないと気持ちが沈んできます。焦りがでます。場合によってはイライラが嵩じ、そのイライラを周りにぶっつける事になります。何故そのようなことになってしまうのかといいますと、事実に気づかず、目前の現象に惑わされてしまうからです。つまり、事実を知ればナンでも無い事を知らぬが故に、おたおたしたり、沈んだり、イライラする事になってしまうのです。それでは、一体その事実とは？ 人生にもビジネスにも上手く行かない時が必ずある　―　これが事実です。この事実をはっきり理解する事です。親子関係、上手く行く時も上手くいかないときもあります。それが普通です。上手く行かないからといって落ちこむ事等必要ありません。恋人関係にしても同じです。　めちゃ愛しあう時があると思えば、喧嘩するときもあります。恋人関係とはそのようなものです。ですから、一々気落ちする必要などないのです。このようなことを知っているあなた、その貴方が何故ビジネスに関してだけは常に上手く行かなければならないと思いこんでしまうのでしょうか。上手く行かない事があるのも当たり前、そう悟る事が出きれば、気落ちしたり、焦ったり、イライラする必要など全く無い事に気づくはずです。要は、そういう時期を上手く乗り切ればよいだけの話です。 それでは、私達は気落ちするかわりに何をするべきでしょうか。　 上手く行かない理由を調べればよいだけのはなしです。そして、それを上手く行かせるように工夫すればよいのです。たったそれだけの事です。すると落ちこむ必要など全くないのです。 例えば、幾ら叱咤激励しても社員が結果を出せない。幾ら努力しても売上が上がらない。忙しさはますますひどくなるのに一つも利益が出ない。幾らプロモーションをかけても一人もお客がこない。良いサービスを提供しているのに一つもリピートオーダーに繋がらない。目一杯安売りしているのにお客は色々文句を言う。一生懸命つくしたのにお得意は簡単に競争会社に移ってしまった。これらの現象がいくつか重なって、悪い予感や不安がドンドン広がっていく。　そして終にはノイローゼ気味になってしまう。いやはや、落ちこむ原因になりそうな出来事は幾らでも周りに転がっているものです。 貴方がする事は、これらが故に気落ちするのではなく、そう言う事があってもあたりまえ。　今までそのような事が無かった事が不思議、といった感覚で事態を直視。ついで、その真の問題点の把握と解決策を探せば良いだけの話しになります。すると、気落ちする必要など全く無い事がわかるはずです。このような考え方を持つ必要性は、一人経営者だけではなく、お勤め人の方にも言えることです。 例えば、いつも借金に追われている場合、金が無い金が無いと焦ったり腐ったところで何もおきません。無い物、できない事をおもいわずらったところで、それは無駄な事です。ビジネスだからそのような事態に追い込まれる時だってあるのは当たり前、自分は今それを体験しているだけだ、と当たり前の事態を当たり前としてとらえ、過剰反応しないでください。晴れたからといって喜び、雨が降ったからといって悲しむ人などいないはずです。天気とはそのようなもの、そう割り切れば良いだけの話です。　 何事が起きても少しも騒がずどっしり構え、次に、その金不足の原因をしらべてください。　売上が足りないのか、経費をかけすぎているのか、売掛金回収が悪いのか、金銭管理がルーズなのか、会社の金を私用に使っていないか、そもそもの価格構成に問題があるのか、等など色々な側面から現象を眺め、原因をあばいてください。そこまで出きればしめたもの。それを解決する作戦を立て、後はそれを実行するのみです。別に、沈んだり、自暴自棄になる必要など全くありません。 人の気持ちを滅入らせる事態、そのようなものは毎日おこります。そして、そのような目に遭っているのは貴方だけではありません。あなたの周りにいる人、全てが味わっている現実です。それが事実なのです。だから、貴方だけが運が悪いわけでも、恥ずかしいことでもありません。たまたま、今回は貴方がそのような環境に遭遇した、たったそれだけのことなのです。　問題は、そのおかれた境遇にたいして、人々が異なる反応をするという事です。嘆き悲しむ人、天をのろう人、無視する人、沈む人、それをチャレンジとして受け止める人、色々です。　たまたま貴方の場合は沈む事に決めたようです。　 事実を理解する、無知から解放される為知識を得る、そして行動を起こす。すると新たな展開がはじまります。映画と同じで目前に展開が始まると、自然我々はそれに注視するようになります。次第に画面にのめりこむようになります。だんだん次の展開を期待するようになります。わくわくしはじめます。そして終わった時は、その感動で喜びにみたされてしまうのです。ビジネスとはそのようなものです。映画よりすばらしいのは、ビジネスには筋書きがなく、思いがけないことがよく起こり、自分自身が動かなければ何事も始まらない、まさに人間として生きている実感そのものを味わう事の出きるベンチャーなのです。だから楽しいのです。エキサイトするのです。 そんなことは言われなくてもわかります。と言う事ならば、早速、それを実行してください。　行動を起こす、すると気分も変わっていくはずです。　 沈んだ顔とは浮かぬ顔、それよりはわくわく、そのような幸せな気持ちで1日をおくりませんか。すると目の前の社会が全く違った社会に見えるはずです。