今月のテーマ

第32回:アメリカで稼いだお金。日本帰国時に1ドルでも多く手元に残すには?

2023年11月11日 (土)18時~20時
 

 

木元英明 税理士

木元英明


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Email: kimoto@kimotokaikei.com

 
木元英明(Hideaki Kimoto)
税理士, 行政書士, 宅地建物取引士, Enrolled Agent

1955年5月13日生まれ。出身は東京都。1979年明治大学経営学部卒業、その後5年間の銀行員生活を経て1988年税理士開業、現在に至ります。税理士業務としては法人・個人の顧問契約が主ですが、勤務していた銀行の関連不動産会社での土地開発・活用に関する税務を20年位担当していました。その関係で相続業務も多くなり現在では法人・個人の税務顧問契約に加えて相続や土地活用に関する業務も主たる業務になっています。最近では日本での相続・資産活用業務の延長上に日米間の相続や資産の移転といった国を跨った税務に対応しております。
 
 
蓑田先生

蓑田 透

(株)ライフメイツ
社会保険労務士事務所代表
帰国コンサルタント
03-6411-8984 (東京)
213-327-8650 (LA)
EMAIL
Email:minoda@life-mates.jp

 
専門分野:
1. 在留邦人向け日本帰国時の手続き代行、相談
2. 行政、金融等専門的国際手続き代行、相談
3. 各種年金に関する手続き代行、相談
4. 日本在住の老親や帰国者の生活サポート、終活

アメリカで稼いだお金。日本帰国時に1ドルでも多く手元に残すには?

●最近は在米高齢日本人が日本に帰国する例が多くみられます。日本にいる時と比べて少ない友人、然しその少ない友人が高齢化に伴い子供のところに引き取られ他州に移転したり、介護施設への入居、そして日本へ帰国するグループの続出、おかげでますます友人がいなくなり寂しさに襲われる高齢者が多いようです。


●子供に迷惑をかけまいとアメリカの介護施設への入居しようとすれば、お金の問題、言葉の問題、文化の違い、そして食文化の違いで敬遠され、行きつく選択が日本へのユーターンになるようです。全ては日本語ですむ日本での生活、国民皆保険により医療不安なし、望郷の念が深まるのは自然の成り行きです。


●多くの高齢者の在財産といえば、預貯金・家・株債権でこれを換金すればある程度大きなお金になります。月々のアメリカの年金(人によってはプラス日本の年金)も生活費の足しになります。人によっては、アメリカ配偶者からの遺産相続で大金を掴んだ人もおります。


●ところが日本帰国に際しては長年日本に住居地を有していなかたため、同じ日本人でありながら外国人扱いになるため、色々手続きする羽目になります。然しこれらはお金さえ出せば専門家の力を借り解決できる簡単な問題です。


●簡単でないのは、お金の問題です。アメリカで汗水たらして稼いだお金を1ドルでも多く手元に残したいというのが人情ですが、持って帰る段階でどうしたらよいのか、日本に持ち込んだお金を1ドルでも多く手元に残すにはどうしたらよいか、お金の管理はどうしたらよいのか、多くの人にとっては頭の痛い問題です。とりわけ今後仕事する予定の無い高齢者にとってはいまあるお金を一日でも長く使えるようにしたいというのが現実です。


●日本に帰国する人の中には引退後の為に掛けていたIRAに関してどうすべきかで迷っている人も多いようです。全て現金化して日本へ持ち込む?それとも、そのままアメリカに口座を残す?現金化して大きなお金を日本に持ち込む場合、税金はどうなるのか?とても気になるところです。


●また、日本での遺産相続税についても知りたいところです。


●という事で、今回は日米両国で税務の専門家である木元英明氏をおよびし、アメリアで稼いだお金を1ドルでも多く手元に残す方法というテーマでお話をお伺いしたいと思います。

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