高齢になると人の助けを借りなければできないことが多くなります。このような他人依存の生き方は、だまされる危険を増大させることに成ります。
庭の掃除、家の手入れ、家の修理(台所、バスルーム、床、ペイント、カーペット、雨どい、電気製品の修理等)、其のほか高齢者がゆえに必要とされる特別な改修(段差をなくしたり、あちらこちらに手すりを作ったり、人によっては車いす生活用の改築等)など、お金がかかります。かかるのは当たり前ですので、其のつもりでいるのですが、そういう工事をする人の質を見極める事がなかなかできません。
こちらではハンディ―マンが大はやりです。安くで何でも修理してくれる便利屋です。然し何でも修理する事と完ぺきな修理をすることは別物で、頼んだから良い仕事してもらえるわけではないことを理解しておいてください。
高齢者がハンディ―マンに頼む場合、良く起きることは、この工事にはいくらかかりますと言われ、其の半金、若しくは全額を要求され、其の金額の適否も判断できないまま、人がよさそうだからというだけで支払ってしまい事です。びっくりする事ですが、中には金を受け取ると仕事に着手しても完成する事なく二度と戻ってこなかった例が数例ありました。明らかに年寄りだけを狙いうちにした悪質な連中で、彼の使っていたコントラクター番号は全く関係のない他人の物でした。
高齢者にはそれなりに一定のお金があります。そして必要な事だからこそ頼みます。だます側は年寄りが必要とするような仕事の話をもちかけ、もし今修理しておかないと後で大きなお金がかかることに成りますよ、と暗黙に恐怖を植え付けるため、どうしてもその話にのり、且つ支払いまでしてしまうようです。
他国の言葉、他人種ならもう少し慎重になるのでしょうが、何しろ相手が日本語を使う為、日本人だったら安心だから、といった油断で騙されてしまうようです。日本人では無い人が日本人のふりをしているようです。
又、ペイントワークについては、油性をつかうべき場所に油性ペイントを使わず水性ペイントが使われ、すぐ禿げだし、再び他の業者を使ってやり直した例もあります。
お子様、ないしお隣や近所の知りあいも交えて相手と話をする習慣を持っていれば日曜大工で何でも直すアメリカ人の目で、インチキな仕事を防げる話かもしれません。また、契約書を交わしてから仕事をしてもらう習慣を養ってください。作業開始後料金は吊り上げるケースも出ております。
被害に遭わないベストな方法は、ご近所で良い仕事をしている業者を目撃したなら其の人に頼む、または、知り合いの口コミの業者に依頼するとことです。
特にお金を支払う場合、どこからそのお金を持ってきたか、どのくらいのお金があったかをみられることが無いよう、できれば小切手で支払う事をお勧めします。小切手を嫌がる相手はそれなりの理由があるわけで、そうハンディ―マンは敬遠した方が無難です。カードは悪用される可能性があるため、絶対使わないようにしてください。